貝塚 寺内町


貝塚寺内町 2003/4/27

 貝塚寺内町倶楽部により貝塚寺内町の歴史と文化、民族、現地見学等の講座が開催されました。

 

 寺内町は室町時代後期に、主に浄土真宗寺院を中心として形成された都市的集落で、町全体が寺院の境内であるという考え方により、この名称で呼ばれています。 貝塚寺内は中世末期に浄土真宗寺院願泉寺の前身にあたる庵寺を中心に発展した寺内町です。 現在の貝塚市の北西海岸部に位置し、北は北境川、南は清水川、東は南海本線、西は大阪湾で囲まれた南北約800メートル、東西約550メートルの範囲を占めます。

 

 @ 感田神社
西 門 二重扇垂木 南 門



貝塚宮
 感田神社の例祭は毎年7月18日、19日の両日にわたって行われ、氏子町より7台のふとん太鼓が担ぎ出される。又、現存する貝塚型ふとん太鼓で最も古いものは、大北町と中北町のもので製作されてから100年を経ているといわれる。
緻密な彫刻 ふとん太鼓



 A 泉光寺

 

 B 願泉寺
 願泉寺は浄土真宗本願寺派に属する、貝塚寺内町の中心寺院です。『貝塚寺内基立書』という由緒書によると、奈良時代に行基が建立し、1460年に蓮如が訪れたという伝承を持つ草庵を前身とします。1583年から3年間本願寺の本山となり、1607年には「願泉寺」の寺号を授けられます。江戸時代は東西本願寺に属し、住職ト半(ぼくはん)家は貝塚寺内の地領(領主)として町を支配しました。


   平成大修理

 平成5年に本堂や山門、太鼓堂目隠し塀、築地塀2棟が重要文化財に指定されました。そして平成の大修理として平成16年から23年までの8年間にわたり総工費15億6650万円で大修理する予定です。


C 満泉寺

襖 絵

欄 間 寺の設計図


D 寺内町ぎゃらりー

寺内町ぎゃらりーには布団太鼓祭りの資料や写真が多数展示されていま

太鼓台 新調記念写真


展示室全景 太鼓のバチ 小判型の太鼓

E   他

貝塚寺内町倶楽部により寺内町の旧家や歴史的資料の見学会が催されています。

貝塚いぶき 山田家 並河家(ト半家の重臣)
天井に槍などの武具